【再編後初の連邦会議開催】

【再編後初の連邦会議開催】
ヤードルヴィエ連邦再編後としては初となる構成国及び所要地域・組織による統合会議が開催された。
参加したのはヤードルヴィエ共和国、ルゥシア評議会連盟、シヴォルツク特別管区、ベロヤード人民共和国、アーネスリヴァーダそれぞれの代表と最高ゴニエ:シェリル・レイジアス議長。
議題に上がったのは経済的発展を視野に入れた政策から軍事面、連邦正式標語、ゼニデルーランドに対抗しうるレジャー施設案、食料危機に備えた新たな食品の開発計画等々多岐に渡った。

ルゥシア評議会連盟代表のオイサァノイ・バラウェル氏が軍事強化第一の方針を強く求めるとヤードルヴィエ代表でもあるフィルス・バルコビッチ氏が経済破綻を招く危険性が取り除かれていない実情での軍拡は自殺行為と一蹴。
双方の主張は真っ向からぶつかり膠着する場面もあった。
これを取り纏める最高ゴニエシェリル議長も慎重な姿勢を崩さず、アーネスリヴァーダ首領のシーナス・レイジアスだけが軍拡に賛成し資金面を確保するためにさらなるアーネスリヴァーダの規制緩和を訴えた。
またシヴォルツク特別管区に至っては計画中の完成すれば世界最長路線のシヴォルツク鉄道が頓挫していること、近隣となる昇陽への警戒強化など未達成の事案が槍玉に上げられた。
『そもそもシヴォルツクに経済資源がないのだから中央になんとかしてもらう他ない!』
とベリアーズ・モスコミッチ管区長は開き直った。
ベロヤード人民共和国に対しては今後積極的な資金や資源の投資、介入を進めていく方向で合意。

会議で正式に決定したのはそれのみとなった。

【エトワールの軍用都市を租借】
ルゥシア評議会連盟に一任し連邦の新たなネルヴィル戦略の一環として交渉を続けていたエトワール内の軍用都市の租借がこの度正式に決定した。
軍事利用が即座に可能なためエトワールとの協力の下軍事面のコストダウンが図られる。

また昇陽も租借地としていることからもエトワールがネルヴィルに於いて重要性を増している。
見方によっては昇陽とエトワールを取り合うような格好にも映るが、これはむしろファーレラント圏への牽制である。
属領の資金・資源を搾取することで支えられているファーレは現在の世界で旧時代的植民地支配を続ける帝国主義国家だ。
彼らは拡張することをあらゆる手段をもって行うことを躊躇しない。
我々はそれらから人民を防衛することに同様に躊躇してはいけない。
【対ファーレへの見解】
しかし他方ではもはやファーレラントはその権威を失っているという見解が強い。
宗教絡みとは言えダーレム公会議に見てとれる発言の行方でもそれは明らかだ。
そして彼らがその場において明確に共産圏への敵意を剥き出しにしたことは全人民が鮮明に記憶しなくてはならない。
だがそのような公会議の場で共産圏への非難、警戒を謳い上げ宗教すらも利用しなければならない程彼らは困窮している証拠とも言える。
自らの帝国主義的振る舞いによって帝国解体の日が近づいていることを肌で感じているのだ。
そう。彼らは我々、そして無産階級に恐れを為しているのだ。

ゴルカ=アムシュール問題に於いてもファーレの属領であるリトラセーニャがアムシュール支持を表明している。
ファーレラント本国がなんの見解も示さないまま出されたこの表明はファーレ圏が盤石の体勢でないことを意味し本国の力が弱まっていると見れる。
自国の利益を追求するファーレ本国よりディルタニアの安定を希求し立場を顧みず表明したリトラセーニャをむしろ我々は支持したい。

まだある。
ベロヤードだ。
正確には西ベロヤードだが彼らは現在のところファーレ本国内にあることになっている。
つまりはファーレラントと同一の存在とも言えるがそのベロヤードが貿易の約定を交わしたジュクーナに対して対価となる資源を輸送しないという事態を一度ならず二度も行っている。
ジュクーナ側は寛大な対処をしているが我々からすれば賠償問題に発展する程のことだ。

このようにファーレ圏は今や統制がとれずその権威ももはや過去の遺物となったのである。

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